楽天モバイル、赤字縮小とプラチナバンド商用化で飛躍へ
楽天モバイルがついに大きな前進を遂げました。2024年度第1四半期の決算発表で、連結最終損益が423億円の赤字となり、前年同期の828億円から大幅に改善しました。これにより、楽天モバイルは黒字化に一歩近づいたと言えます。
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売上高の増加で赤字幅が縮小
この赤字幅の縮小に寄与したのは、インターネットサービス、フィンテック、モバイルの全セグメントでの増収です。売上高は前年同期比で8%増の5136億円を記録しました。特に楽天モバイルの売り上げは前年同期比で7.1%増の620億円となり、回線契約数も前年同期比で36.3%増の648万件と順調に伸びました。
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営業損失も改善
モバイル事業の営業損失は730億円で、前年同期比で259億円縮小しました。また、税・減価償却費を除いたEBITDAは260億円の赤字となりましたが、楽天モバイルの契約者増加による楽天市場や楽天カードなどのエコシステム全体の収益向上を考慮すれば、「楽天モバイルのEBITDAは黒字化目前」と三木谷浩史氏は強調しています。
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プラチナバンドの商用化と将来展望
さらに、楽天モバイルは6月にプラチナバンド(700MHz帯)の商用サービスを開始する予定です。このバンドはカバレッジの拡大を目的としており、通信容量の拡大には利用されませんが、日本全国でのサービス向上が期待されます。
2024年の目標と将来の計画
楽天モバイルは2024年中に単月でのEBITDA黒字化を目指し、2025年には通期での黒字化を目指しています。また、2026年内には米AST SpaceMobileの低軌道衛星を利用した「衛星とスマートフォンの直接通信」サービスを提供し、山間部や島嶼部を含む日本全土に楽天モバイルエリアを構築する予定です。
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社債償還リスクの解消
最後に、かねてより懸念されていた社債償還のリスクについて、楽天は米ドルシニア債やユーロ円建私募債の発行により、2024年と2025年のリファイナンスリスクを解消したと説明しました。
これからの楽天モバイルの成長に期待が高まります。新たな技術とサービスで、更なる飛躍を遂げることでしょう。
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