2024年より新NISAが始まるということもあり、世間では投資に対する意識が高くなっています。とはいえ投資という言葉を聞くと、多くの人が高いハードルや専門知識が必要なものと考えるかもしれません。しかし、実際には投資は誰にでも取り組めるものであり、将来の資産形成や資産運用にとって重要な手段となります。
この記事では、投資初心者の方々に向けて、投資商品の種類を比較し、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説します。投資の世界は広く、ETF(上場投資信託)や投資信託、株式投資、債券投資、仮想通貨など、さまざまな選択肢があります。しかし、初めての一歩を踏み出す際には、どの商品が自分に適しているのか迷うこともあるでしょう。
投資初心者の方々にとって、まず大切なのは自分自身の投資目的を明確にすることです。資産の成長、将来の安定、あるいは夢や目標の達成など、目的によって選ぶべき商品や戦略も異なります。また、自分のリスク許容度も考慮しながら、資金の運用方法を選ぶ必要があります。
投資商品の種類と特徴を分かりやすく解説し、それぞれの商品におけるメリットやリスクを紹介します。さらに、初心者の方に向けたおすすめの商品や選び方のポイントもご紹介します。投資はリスクが伴いますが、正しい知識と情報を得ることで、安定した資産形成や将来の自由を手に入れることができるのです。
ぜひこの記事を通じて、投資に対する興味や知識を深めていただき、自分自身に合った投資商品を見つける第一歩となっていただければ幸いです。
- 投資とは何か
- 投資の種類
- 初心者でもOKおすすめ投資商品
- いま投資を始めるなら、楽天証券がお得
まず投資とは何か理解しましょう
そもそも投資とはどのようなものなのか? これは意外と知らない方も多いと思います。
投資とは自身が期待する企業や人、モノに対してお金を預け、長期、中期、短期といった期間を経て預けた金額以上のリターンを目指すことです。
もちろんお金を預けるということはリスクを生じますので、必ずしもリターンがあるとは限りません。投資はリスクを持ってリターンを求めるということです。
一般的に「投資」と「ギャンブル」は同類とみられることが多いです。投資は危険だから手を出すなという声を聞きます。
しかし「投資」は「ギャンブル」ではありません。ギャンブルは主にエンターテインメントや娯楽の要素を含み、リスクとリターンのコントロールなどせず、どちらかというと不確定要素を多く含んだ行為です。
一方で「投資」は、ギャンブルと同じくリスクを伴う点では同じですが、情報と分析に基づいて行われることが一般的です。つまり投資は知識と手法や考え方によって100%とはいきませんが、できるだけリスクをコントロールしやすくなっています。考え方や手法によってリスクを最小限に抑えることができるというのが投資のメリットといえるでしょう。
「投資」のリスクとリターンをしっかりと理解することで、大きな失敗を避けることができます。これから投資を始める人は正しい投資の基本知識を学び、投資を始めましょう。
投資種類
投資にはさまざまな種類があります。以下の表に投資の種類と特徴をまとめてみました。
投資の種類 | 特徴 |
株式投資 | 企業の株式を取引し、配当金・株主優待・値上がり益などを得る |
投資信託 | 資金をプロが株式・債券などに運用し、分配金や値上がり益などを得る |
ETF(上場投資信託) | 株価指数と連動した運用成績を目指す投資信託 |
REIT(不動産投資信託) | 不動産に投資し、家賃収入や売却益などを分配金で得る |
iDeCo(個人型確定拠出年金) | 掛け金を積み立てて、60歳以降に資産を受け取る |
国債(個人向け) | 国に対して貸し付けて利息を得る |
社債(個人向け) | 企業に対して貸し付けて利息を得る |
金・プラチナ | 貴金属を購入し、相場の変動で利益を得る |
FX(外国為替取引) | 外国通貨を売買して為替レートの変動差額を利益とする |
バイナリーオプション | レートの上昇・下降を予想し、金額が払い戻される投資 |
仮想通貨 | デジタル通貨を購入し、交換率の差額を利益とする |
先物・オプション | 先物取引では将来の売買契約で価格上昇を狙い、オプションでは取引の放棄も可能 |
不動産投資 | 不動産に投資し、家賃収入や売買によって利益を得る |
いきなり全ての投資を始めよう!というのは、これから投資を始めようという人にはあまりにも無謀なので今回は、初心者でもわかりやすいように一つ一つ解説していきます。
株式投資
株式投資の特徴は企業が発行した株式を購入し、保有することで配当金・株主優待を得て、売却することで値上がり益による利益を得るというところでしょう。
つまり株式を購入するというのは、企業の権利を一部持つということです。株式を購入するとその企業のオーナーの1人になるということです。
ちなみに株式投資で得られる利益は3つがあります。
- 「値上がり益」・・・購入した株が値上がりして、売った時に得る利益 キャピタルゲインとも言います。
- 「配当金」・・・企業が株主に対して利益の一部を分配する形で支払われる金額。株を保有している間は継続して支払われるため、インカムゲインともいいます。
- 「株主優待」・・・企業が株主に対して特典を提供する制度、お金ではなく、企業の商品や商品券などが一般的です。
株式投資を最大限に効果的に行うならNISAがおすすめです。特に2024年からは年間投資枠も拡大されるため、株式投資にはかなり有利になってきますね。
NISAって何?簡単な言葉で解説!初心者向けの基礎マニュアルと活用法
株式投資のメリットとデメリット
株式投資のメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット |
– 資産の成長と収益の増加 | – 株価の変動リスク |
– 所有権と経営への参画 | – 業績や市場の不確実性 |
– ポートフォリオの分散 | – 情報の適切な把握が必要 |
– 長期的な成果 | – 金利やインフレーションの影響 |
メリットはやはり、購入した企業の業績が上がれば、比例して株価が上昇していくこと。
ギャンブルと違って投資はリスクのコントロールができるという意味では、ポートフォリオの分散が自らで作っていけるというところでしょうか。
デメリットはやはり株価変動リスクでしょう。企業の株価が下がっていくと元本保証はありませんから自身の資産が減ることになります。リーマンショックやライブドアショックなどの大暴落があると一瞬にして資産が消えてしまいます。
投資信託
投資信託とは、複数の投資家が資金を出し合い、専門のファンドマネージャーがその資金を運用して得利益を分配するものです。投資信託は、株式、債券、不動産などのさまざまな資産に投資することができます。
専門のファンドマネージャーは市場の動向を分析し、適切な投資を行います。これにより、個人投資家は自身で投資判断をする必要がなくなります。
投資信託は複数の資産に投資するため、リスクを分散することができます。個別の銘柄や資産クラスの変動があっても、全体のパフォーマンスに与える影響が軽減されます。最低投資額が的低いのも投資信託の特徴ともいえるでしょう。
また複数の資産に投資することによってリスクを分散されますが、反対にある個別の銘柄が上昇したとしてもリターンがすくなくなります。まさに典型的なローリスク、ローリターンの投資の代表です。
だからこそ、投資初心者や普段はメインの仕事があり人、投資に付きっ切りになれない人などにはおすすめの投資といわれています。
投資信託のメリット
メリット | 説明 |
ポートフォリオの分散 | 複数の資産に投資することでリスクを分散できます。 |
専門的な運用 | ファンドマネージャーが運用を行い、専門知識を持ったプロの運用を受けられます。 |
アクセスの容易性 | 少額からの参加が可能であり、初心者や小口投資家にとってアクセスしやすいです。 |
投資信託のデメリット
デメリット | 説明 |
運用費用や手数料 | 運用費用や手数料が発生し、利益を減少させる可能性があります。 |
マネージャーのミスや失敗 | ファンドマネージャーの判断ミスや運用方針の失敗により、投資信託の価値が減少する可能性があります。 |
市場リスク | 市場の変動により投資信託の価値が上下します。 |
やはり投資信託のメリットというと、分散投資が簡単にできるところです。投資の鉄則ともいわれる「卵を一つのかごに盛るな」という通り一極集中せずにリスクを考えて分散投資することでリスクを減らしていきます。
そして専門のファンドマネージャーが運用を行うことで、投資の初心者やなかなか投資に時間が割けない方などでも、ある程度、任せながら運用できるのは安心ですね。
また資金が少ない人でも、運用会社によってことなりますが少額から始められることも人気の理由です。
ETF(上場投資信託)
ETF(上場投資信託)は投資信託の1種で、日経平均株価やS&P500などの代表的な株価指数と連動した運用利益を目指している株式市場に上場している企業の株式に投資するための上場投資信託です。
一つの銘柄に投資することで、複数の企業の株を購入することができる。通常の投資信託と同じように考えがちですが、ETF(上場投資信託)は上場しているので、リアルタイムで取引することができます。さらに通常の投資信託と比較しても信託報酬のコストが低いのが特徴でしょう。
メリット | デメリット |
分散投資が容易にできる | 中長期投資向けで短期売買には向かない |
リアルタイムで取引が可能 | 分配金の自動再投資ができない |
低い信託報酬が魅力的 | 上場廃止リスクがある |
ポートフォリオの透明性があり、保有銘柄情報が公開される | つみたてNISAの対象となるETFは少ない |
メリットは分散投資が容易にできることは通常の投資信託と同じだが、リアルタイムでの取引や信託報酬が低いなどの点では、通常の投資信託より利便性を感じるでしょう。
しかしデメリット分配金の自動再投資ができない点や上場廃止のリスクもあります。
つまり通常の投資信託のようにほったらかし投資が目的な人や投資初心者より株式投資の中級者やリアルタイムでの動きに対応できる人がおすすめでしょう。
また現状、つみたてNISAの対象のETFは7本と少ないこともデメリットのひとつです。
REIT(不動産投資信託)
REIT(不動産投資信託)は不動産に投資するための上場投資信託です。不動産に関連する収益物件や不動産関連会社の株式に投資し、その収益を投資家に配当として還元します。
通常、不動産投資となると多額の資金が必要になってきます。REITの場合は資金の一部を出資するだけでいいので、少ない資金で分散投資ができます。
また複数の不動産に投資するため、個別の不動産物件を所有することなく、効果的な分散投資を実現できます。これにより、通常の投資信託と同じくリスクの分散と安定した収益を期待することができます。
メリット | デメリット |
少ない資金で複数の不動産に分散投資ができる | 上場廃止リスク、倒産リスクがある |
不動産の専門家に運用を任すことができる | 価格や分配金が金利の影響を受けやすい |
実物に比べて流動性が高い |
不動産投資というとハードルが高く感じるかもしれませんが、REIT(不動産投資信託)は名前の通り不動産の投資信託です。なので、少ない資金で複数の不動産に分散投資が可能です。
しかも通常の投資信託と同様にREIT(不動産投資信託)にも不動産の専門家がいますので運用もお任せできます。
しかし不動産はもともとリスクが高い投資商品です。REIT(不動産投資信託)もおなじくリスクは高いので注意が必要です。通常の投資信託に比べて高いのでどちらかというと中級者以上の方におすすめです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後の資産形成のために毎月一定の掛け金を積み立て、60歳以降にその資産を受け取る制度です。
毎月一定の掛け金を積み立てて資産を定期預金や投資信託、保険などの選択肢で運用することができます。
積み立てる掛け金は所得控除となり、利益にも税金がかかりません。また、年金として受け取る際も控除が受けられます。
メリット | デメリット |
節税効果がある | 60歳までは原則として引き出せない |
掛け金を自分で設定できる | 元本割れリスクがある |
商品数が限定されて選びやすい |
iDeCoは掛金に応じて、節税効果があるので自分の感覚で無理なくつみたてていくことができます。同じ所得でも「所得税」と「住民税」が軽減されるので投資しながら実質の所得を増やすことができます。しかも運用で利益が出た場合にかかる約20%の税金が非課税になるので、NISAに次いで人気のある国の非課税制度のひとつです。
しかし年金対策として考えられているので、原則60歳まで引き出すことができません。さらに基本的に長期投資の投資商品なので60歳時点で元本割れのリスクもあります。
詳しくはiDeCoの公式ホームページでhttps://www.ideco-koushiki.jp/
国債(個人向け)
国債(個人向け)は、国に対してお金を貸す投資のことです。国が発行する債券を購入し、国に対してお金を貸し付けます。貸したお金は期日になると返済され、その期間(3年、5年、10年)に応じて利息が付きます。
国に対して投資するわけですから、投資の種類の中ではかなり堅い商品といえるでしょう。しかしその分、他の投資商品と比較するとリターンも少ないです。
メリット | デメリット |
国に投資という面で安定性が高い | 他の投資商品に比べて利回りが低い |
利息は低いが安定して収入が入る | 市場環境や金利の変動により国債の価格が変動する可能性がある |
国債は一般的に安全な投資とされ、元本保証がある | 高いインフレーションなどで国債の価値が左右される |
国債は安定性と利息収入があり、一般的に安全な投資です。しかし、利回りが低く、価格変動リスクやインフレーションリスクに注意が必要です。
社債(個人向け)
個人向け社債は、国債が国に対してお金を貸すこととおなじく、企業が発行する債券であり、企業に資金を貸し付ける形式です。
株に比べて価格変動が少なく、安全性が高いとされています。元本が保証されているため、元本割れのリスクが低いです。
メリット | デメリット |
– 銀行預金・国債より金利が高い | – 欲しい時に買えるとは限らない |
– 安全性が高く元本割れリスクが低い | – 元本割れのリスクがある |
– 流動性があり、売却が可能 | – 少額での投資は難しい |
社債(個人向け)のメリットとして、銀行預金や国債に比べて金利が高いことが挙げられます。また、株やFXと比較して安全性が高く、元本割れリスクが低いです。さらに、流動性があり、投資家は売却することも可能です。
社債(個人向け)のデメリットとしては、欲しい時に購入できない場合があります(抽選や先着順)。また、元本割れのリスクがあるため、注意が必要です。さらに、少額での投資が難しいことや、投資をするためのハードルが高いことも挙げられます。
金・プラチナ
金やプラチナは物理的な資産であり、所有者が直接保有できます。これにより、市場の変動や金融機関のリスクに対する保険として機能します。装飾品や宝石としての需要だけでなく、工業製品や電子機器などの産業需要も存在します。そのため、需要の安定性が比較的高く、価値が長期間にわたって維持される傾向があります。
金やプラチナは通貨に依存せず、国際的な価値を持っています。このため、通貨価値の変動やインフレーションの影響を受けにくいとされています。基本的に資産価値が下がりにくく安定して右肩上がりの手堅い資産といえるでしょう。
金・プラチナのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
リスク分散と安定性の向上 | 市場の変動による価格変動 |
価値が安定し、長期間にわたって維持される可能性がある | 取引コストとリスク |
不安定な金融システムや市場の変動に対する保険となる | 価格変動に対する感度 |
実物資産であり価値が0になることはない | 元本保証はされない |
固定資産税がかからない | インカムゲインが得られない |
長期的な保有による値上がりに期待できる | プラチナは値動きが激しく、暴落する可能性がある |
プラチナは工業用素材として需要があり、値上がりする場面も多い | 購入時に消費税がかかる |
現物の場合は盗難リスクがある |
FX(外国為替取引)
FX(外国為替取引)は、異なる通貨間の価格変動を利用して利益を得る投資手法です。
FX市場は世界中で24時間取引が行われるため、時間制約なく取引できます。大きな特徴はレバレッジをきかせることです。これによって少額の証拠金で大きな取引を行うことができます。レバレッジの注意点は利益だけでなく損失も拡大させるため、リスク管理が重要です。
FXのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
24時間取引可能 | レバレッジによる損失の拡大 |
大きな利益が可能 | 高いリスク |
スワップポイントの受取り可能 | テクニカル分析の学習が必要 |
幅広い通貨ペアの取引が可能 | 短期的な価格変動によるストレス |
デモトレードを通じた練習が可能 | 意思決定の難しさ |
リアルタイムな市場情報へのアクセス | レバレッジの誤った使用による損失 |
取引手数料が低い | 経済指標や政治的な出来事による価格変動の影響 |
とにかくFXは価格変動が大きく、短期間で大きな利益を得ることも可能ですが、同様に損失も拡大する可能性があります。初心者は避けた方が投資手法です。特にレバレッジをきかせた投資はリターンも大きいですが自己資本以上のリスクを背負う可能性がありますので十分に注意しましょう。
バイナリーオプション
バイナリーオプション(Binary Options)は、金融市場で取引される派生商品の一種です。バイナリーオプションは、ある資産(通常は株式、通貨ペア、商品、指数など)の将来の価格変動を予測することに基づいて取引が行われます。
取引は「上昇」または「下降」の2つの選択肢から選んで取引を行います。投資家は、将来の価格が基準価格よりも上昇するか下降するかを予測します。比較的簡単でわかりやすく予測した方向に価格が動けば利益を得ることができます。
メリット | デメリット |
短期的な利益の獲得が可能 | 損失のリスクも高い |
取引が比較的簡単でわかりやすい | 予測の正確性が求められる |
少額の投資で参加可能 | 取引期間が短く、スピード感がある |
固定リターンがある | 意思決定の迅速さが求められる |
多くの市場や資産クラスで取引可能 | 一部の国や地域で規制がある可能性がある |
利益の可能性が高い | 情報収集や分析が重要 |
仮想通貨
ここ数年、ビットコインを筆頭に徐々にその人気が高くなっている仮想通貨ですが、新しい技術としての利用以外に投資商品として注目を集めています。仮想通貨とは現物通貨ではなく、ブロックチェーンという技術を活用してネットワーク上に存在する通貨のことをいいます。
ネット版のFXというくらい価格の上下が激しいため、かなりのハイリスク、ハイリターンをとる投資になるでしょう。ビットコインなどはここ数年で何十倍にも跳ね上がり、多くの投資家が稼いだことで世間に「億り人」という言葉まで流行しました。
仮想通貨の投資のメリットとデメリットのまとめてみました。
メリット
メリット | 説明 |
高い成長ポテンシャル | 一部の仮想通貨は急速に価値を増やす可能性があり、大きな利益をもたらすことがあります。 |
グローバルな市場へのアクセス | 仮想通貨市場は世界中で取引されており、24時間取引が可能です。 |
技術への関心と参加 | ブロックチェーン技術に関心を持ち、新しいプロジェクトやテクノロジーに参加する機会があります。 |
ポートフォリオの多様化 | 伝統的な金融資産とは異なる特性を持つため、ポートフォリオのリスクを分散できます。 |
低い取引手数料 | 仮想通貨取引所では一般的に低い取引手数料がかかります。 |
デメリット
デメリット | 説明 |
高いボラティリティ | 仮想通貨市場は価格変動が激しく、投資価値が急落するリスクもあります。 |
セキュリティリスク | ハッキングや不正アクセスのリスクがありますので、セキュリティに対する注意が必要です。資金流出のリスクがある。 |
規制や法的リスク | 仮想通貨市場は規制環境が未整備であり、法的なリスクが存在します。 |
情報の不確実性 | 仮想通貨市場は急速に変化するため、情報の正確性や信頼性に疑問が生じることがあります。 |
マーケットの操作や詐欺リスク | 仮想通貨市場ではマーケットの操作や詐欺が存在するリスクがありますので、注意が必要です。 |
仮想通貨の投資に関しては、通貨ごとのプロジェクトを追いかけたり、ある日突然コインの価値が急落するなどまだまだ不安定な市場なので投資対象としては魅力的ではあります。
しかし価格の上下がはげしく24時間貼り付けるような人や仮想通貨の専門的な知識をもっていないとおすすめできません。まだまだ未熟な市場なので投資初心者には注意が必要です。
先物取引とオプション取引
先物取引とオプション取引は、金融商品や商品の将来の価格変動に基づいて行われる取引のことです。
先物取引は将来の特定の日付に予め取り決めた価格で資産を売買する契約で、契約内容は標準化されており、取引所で取引されます。先物契約は取引所での信用取引であり、実際の資産の保有は必要ありません
オプション取引もおなじく将来の特定の日付に資産を売買する権利を与える契約です。しかし売買は義務ではありません。オプション取引はオプション料金を払うことで取引を破棄することができます。
契約内容は標準化されており、取引所で取引されます。オプション契約にはコールオプション(買い権利)とプットオプション(売り権利)の2つのタイプがあります。
先物取引のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
ヘッジとしての利用 | リスクの増大 |
レバレッジ効果 | 契約の維持 |
オプション取引のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
ヘッジとしての利用 | プレミアムの支払い |
ポテンシャルの最大化 | 期限の制約 |
先物取引とオプション取引は、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。。先物取引ではヘッジやレバレッジ効果を活用することができますが、リスクの増大や契約の維持に注意が必要です。一方、オプション取引ではヘッジやポテンシャルの最大化が可能ですが、プレミアムの支払いや期限の制約に留意する必要があります。
不動産投資
不動産投資は、不動産物件(住宅、商業施設、オフィスビルなど)を購入し、収益を得ることを目的とした投資手法です。物理的な不動産物件への投資なので不動産は現実世界で存在し、資産価値や収益性を持っています。
また売却益以外にも賃貸による収入で長期的なリターンを狙っていくのが一般的です。
不動産投資のメリット
メリット | 説明 |
安定的なキャッシュフロー | 賃貸料やリース料による安定的な収入が期待できる。 |
資産価値の成長 | 長期的に不動産の価値が上昇する可能性がある。 |
レバレッジ効果 | 借入金を活用して少ない自己資金で大きな不動産物件を購入できる。 |
ローンを組んで購入可能 | 元手が無くても不動産投資が可能。 |
不動産投資のデメリット
デメリット | 説明 |
初期投資とローン | 高額な初期投資と低金利ローンの組み入れが必要となる。 |
管理とメンテナンス | 不動産物件の管理やメンテナンスには時間と労力が必要となる。 |
市場変動の影響 | 不動産市場は景気や地域の変動に影響を受け、需要や物件価値が変動するリスクがある。 |
空室リスク | 不動産物件が常に入居者がいるわけではなく、空室リスクが存在する。 |
流動性リスク | 不動産の売却が容易ではなく、すぐに売れないことも多く、流動性リスクが高い。 |
不動産投資のメリットはやはり賃貸料やリース料による安定的な収入でしょう。なかには不動産自身の価値が上昇して売却するパターンもありますが一般的に安定収入がメインの投資です。
元手がなくても、ローンを組んで購入できたりと少ない自己資金で始めれることができる投資ですが、ローンを組むことはリスクを背負うことなので十分に注意が必要です。
デメリットは先ほどの反対に高額な初期投資と低金利ローンの組み入れが必要になってくる点です。株や投資信託のように1万円~というわけにはいかないので、それなりにリスクが必要です。
あと現存する不動産物件を所有するわけですから管理やメンテナンスという手間や常に入居者がいるわけではなく、空室リスクが存在します。
不動産市場は景気や地域の変動に影響を受け、需要や物件価値が変動するリスクがあります。コロナショックで一気に物件価値が下がったことも記憶に新しいでしょう。
また不動産の売却が容易ではなく、すぐに売れないことも多く、資金化という面では難しいでしょう。
不動産投資はよく聞く投資の代表格のように思われますが、実際は不動産系運営会社が存在して仲介手数料を払いながら運営しているスタイルが多いです。とても個人で運営するには専門的な知識や行動力が必要とされるでしょう。
初心者や未経験におすすめ投資はこれ
投資の種類も多く結局のところ、どの投資を始めていいかわからない投資初心者や今から投資を始めてみようと考えている未経験者には、どのような投資が適しているのか考えました。
きっと理想はこうだと思います。
できるだけわかりやすく、
手間や時間がかからない、
リスクの少ない、
少額から始められる、
そんな投資がいいんじゃないかなと思いましたので、そんなおすすめ投資が4つあります。
おすすめ度は☆~☆☆☆で表しているので参考にしてください。
- 投資信託 ☆☆☆
- ETF(上場投資信託)☆☆ ※2024年以降は☆☆☆
- iDeCo(個人型確定拠出年金)☆☆
- 国債(個人向け)☆
投資信託☆☆☆
一定の知識がなくても、複数に分散投資ができることでリスクをコントロールできる。また少額から始められることで長期積立にも適しているので掛け金も自分自身で無理のない範囲で投資が可能です。
さらにNISA制度、2024年から始まる新NISAの制度を活用することで、さらに優遇されるのでとにかくコツコツ資産形成していきたい。老後の生活のために。と考えている人は投資信託で信託報酬が安い全世界株や米国株をつみたてNISAで購入しておけば問題ないと思います。
ちなみに投資信託はどこでもいいわけではありません。証券会社によっては、手数料が割高のぼったくりファンドをすすめてくるところもあります。
証券会社は、ネット証券をおすすめします。なかでも楽天証券とSBI証券は手数料も安く、商品も豊富でネット証券ではトップクラスの人気です。わたしは楽天ポイントなど利用しているので楽天証券を利用しています。
ETF(上場投資信託)☆☆ ※2024年以降は☆☆☆
ETF(上場投資信託)は投資信託に比べて☆は少ないですが、おすすめの投資商品のひとつです。
ETFは投資信託の同様にひとつの銘柄で複数の投資先に分散投資ができるという点でリスクも分散できるので初心者にはおすすめです。さらに信託報酬も低いので長期の積み立て投資に向いています。
しかし自動再投資ができない点やリアルタイムで取引が可能な点でほったらかし投資には向かず、ある程度投資に対しての知識をもって自身で判断できる力をもっていないと投資が逆にストレスになってしまう場合があります。
投資が未経験の人よりも、ある程度投資を興味をもって投資慣れしてから始める方がスムーズにできるでしょう。
また現行の積み立てNISAでは対象のETFは7本と少ないので、もし始めるなら2024年の新NISAではETFの対象銘柄は大幅に増える予定なのでそれからでも遅くはないとおもいます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)☆☆
iDeCo(個人型確定拠出年金)の最大のメリットはなんといっても節税効果です。
掛け金の一部が、「所得税」と「住民税」が軽減の対象となるので結果的に給料の手取りが多くなるというのが魅力的です。
しかし、元々年金対策のとしてはじまったこの制度は60歳まで引き出すことができません。投資を始める年齢によって優先順位が変わります。
40代、50代ならiDeCoをかけ始めても10年~20年なので問題ありませんが20代や30代から始めると30年~40年は引き出すことができまん。
このように考えると40代、50代は比較的に所得も高いのでiDeCoはおすすめできますがまだ社会人になって数年~10年あたりの世代では所得もまだそこまで高くない人が多いのでiDeCoよりは同じ非課税制度のNISAでの投資信託がいいでしょう。
国債(個人向け)
国債は、国が破産しないかぎりある程度のリターンがあり、リスクも少ないので貯金をして貯めるならという方におすすめです。
国に対して投資をするので、よっぽどのことがない限り大丈夫です。そのかわりリターンは他の投資に比べると少ないので資産形成のスピードは遅くなります。
もし不安で投資は絶対したくないという人には、国債なら安心してできるんじゃないでしょうか。
投資をはじめる第一歩としてNISA口座を開設しましょう
ここまで投資にはどんな種類があって、どの投資が初心者でもおすすめできるかを解説してきました。なかでもNISA制度を活用した投資は絶対ともいえるでしょう。
ただ投資には100%はありません。だからこそ自身で考えて自分が納得できる投資を選ぶ必要があります。もちろん投資資金も生活が破綻しないレベルで十分に余力をもっておこなうことが大切です。
しかし投資、NISAは口座がないと始めることができません。
まず最初の一歩として投資口座=証券会社でNISA口座を開設する必要があります。これは勝手に開設できるわけではなく、あなた自身で開設するしかないです。
この記事を読んで投資というものが少しでも理解して、興味があるなら必ずNISA口座を開設することをおすすめします。
どれだけ投資の知識を得ようが、おすすめの投資の商品があっても口座がなければ何の意味もないからです。しかもNISA口座はもちろん無料で開設できます。
いまなら楽天証券で口座開設して、簡単なクイズに回答するだけで2000ポイント(2000円相当)がもらえます。もちろんこのポイントを利用して投資をはじめることだって可能です。
投資にはさまざまな種類があってそれぞれリスクやリターンも異なりますが、口座開設にはリスクはありません。もし将来のために、老後の生活に、と資産形成を考えているならまずは小さな一歩として踏み出してはいかがでしょうか。
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