楽天グループの2024年1~3月期連結決算:赤字額縮小も引き続き課題残る
楽天グループが2024年1~3月期の連結決算(国際会計基準)を発表しました。最終利益は423億円の赤字で、前年同期の825億円の赤字から縮小しました。これで1~3月期の最終赤字は5年連続となりますが、携帯電話事業の改善が赤字額縮小に貢献しました。
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売上収益と主要事業のパフォーマンス
1~3月期の売上収益は前年同期比8.0%増の5136億円となり、1~3月期としては過去最高を更新しました。特にインターネット通販や金融事業が好調で、この増収に寄与しました。
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携帯事業の状況
携帯事業の赤字は719億円で、前年同期の1026億円から約3割減少しました。楽天は2月に家族割引を導入するなど、個人向けの営業を強化し、5月13日時点で利用者数は680万人に達しました。これは昨年末より約80万人の増加です。
楽天は携帯事業の黒字化には利用者を800万~1000万人に増やす必要があると試算しています。また、6月頃にはつながりやすい周波数「プラチナバンド」の提供を順次開始する予定であり、これがさらなる追い風になると期待されています。
三木谷浩史会長兼社長のコメント
三木谷浩史会長兼社長は、5月14日の記者会見で「通信品質への安心感が醸成できてきた。新規加入が増えている」と自信を示しました。楽天グループの今後の成長と黒字化への取り組みに注目が集まります。
まとめ
楽天グループの2024年1~3月期連結決算は、最終赤字が縮小したものの、依然として課題が残る結果となりました。特に携帯事業の改善が求められていますが、利用者数の増加と新たな施策により、今後の展望は明るいものとなるでしょう。楽天の成長戦略に期待が寄せられます。
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