「NISAで成功するために必要な、適切な積立金額の決め方とは?」
こんにちは、motoblogです。今回は『NISAで成功するために必要な、適切な積立金額の決め方とは?』について解説していこうと思います。
そもそも適切な積立金額は個人によって様々です。なので今回は資産形成において重要な考え方『ゴールベースアプローチ』をもとに説明しながら適切な積立金額の決め方を考えていきたいと思います。
ゴールベースアプローチは、資産形成において重要な考え方
ゴールベースアプローチとは目指すべきゴールから逆算して考える手法のことをいいます。
逆にスタートベースアプローチはとりあえず現状を考えて毎月コツコツ貯めていくいくことです。
ゴールベースアプローチは、例えば60歳時点で5000万円必要だと考えて、現在から逆算して毎月どれくらい積み立てるべきかを考えること。
ゴールベースアプローチは、個人に応じたリアルな数字を設定することで、より正確な投資計画が立てられます。
投資の基本はこのゴールベースアプローチの考え方でいくことをおすすします。
【投資初心者必見】NISAよりもiDeCoよりも大切な資産形成に大事な3つのポイント
自分がどれくらいの金額を設定するかを明確にしましょう
適切な投資金額を決めるには、まず最初に自分がどれくらいの金額を設定するかを明確にする必要があります。
投資を始める理由として、老後に不自由にならないようにという理由が多いと思います。
では、不自由にならない状態とはどのような状態でしょうか?
2023年現在、統計調査によると1ヶ月の生活費が平均25万円ほどかかるといわれています。これに住宅費が加わるため、生活費25万円+@が必要となります。この+@は住宅費平均の7万円とすると合計32万となります。
毎月32万あれば老後生活のお金の不安は解消されると思われますが、ここで注意が必要です。今の時代と30年後は同じではありません。時代が進むにつれて、物価は上昇していきます。
ちなみに30年前に100万だったものは、今の時代約134万になっている計算です。あとは為替の問題や材料高騰による物価上昇などを考えると30年後は今の32万は32万の価値じゃない可能性があります。
30年後は計算上、物価は現在の約1.8倍といわれています。それを踏まえて考えると、32万×1.8倍=57万円ということになります。
30年後は毎月普通に生活しようと思うなら月57万円が必要というわけです。考えるだけでも恐ろしいかもしれませんが、その分産業が発達し今よりも便利な生活環境になっているでしょう。
思い出してください。30年前は、缶ジュースは100円で郵便はがきは41円に対し、現在は缶ジュースは130円、郵便はがきは63円。
実は気づかないうちに物の値段は上がっているのです。
あとはもう一つ気になるのは、年金問題。
年金については、いろんなニュースや話題になっているのですが30年後はどうなっていくのでしょうか?
これもあくまで予想上の話にはなりますが、年金制度は継続すると思って間違いないでしょう。しかし少子高齢化が進む中で今と同じ水準ではなくさらに受け取る時期も遅れるでしょう。
仮に70歳から年金を受け取れるとして、夫婦2人で毎月22万円と考えると生活必要金額が57万-22万=35万円が年金と別に必要となってくるわけです。
今の時代、人生100年時代ともいわれるほど平均寿命が伸びています。つまり70歳から100歳までの30年間、年金以外の毎月35万が必要になってくる可能性があります。
毎月35万×12ヶ月×30年=1億5600万円
では70歳までに1億5600万円貯めましょう。とはいかないですよね。ここで貯めるより資産運用して毎月35万を受け取れるようにしていきましょう。という結論になるわけです。
結論からいくと70歳で6500万円を年利5%で運用していくと毎月35万を取り崩しながら30年間受け取れるシミュレーションができます。
平均年利は自分でコントロールできませんが、この70歳で6500万円がひとつのゴールだと考えてください。
結論 70歳で6500万円を貯めましょう
では70歳で6500万円を貯めるにはどうしたら良いのかを逆算して考えていきましょう。すると毎月7万7500円を30年間積立投資していけば、70歳で6500万貯まる計算になります。(年利5%計算)
とりあえず5万くらいかなとかではなく、逆算して考えるとこのような明確な金額を出すことができます。
しかし現実的の毎月7万7500円は厳しいという家庭もあるとは思います。
しかしこの7万7500円という金額に近づける努力はできるはずです。
もし1000万程度の貯蓄をお持ちの家庭なら、貯蓄から500万を一括投資してみましょう。そうすると毎月の投資額は5万1800円になります。
毎月の投資額を増やすためにできること
老後の不安を解決できる『70歳で6500万円』『毎月7万7500円』に近づけるには他にもできることがあります。
- 収入を増やす
- 固定費を中心に支出を見直す
収入を増やす方法は、空いている時間を利用して副業を始める。もしくは自己投資することでスキルアップし本業の質を高めるなどの方法があります。
家庭内のパートナーが専業主婦の場合は、扶養控除内で働いてもらうのもいいでしょう。
そしてもう1点は固定費を中心に支出を見直す。この固定費を中心というのは、固定費は意外と知らないうちに使っているものが多く、よくあるのが携帯代(大手キャリアより格安SIM)保険料の見直しも重要です。
よく聞くのが携帯代と保険料の見直しで2~3万減らすことができるといわれていますので必ずやってみてください。
あとは使ってないクレジットカードの年会費、存在すら忘れていたサブスクの月額費なども見直しの対象になりますね。
この他所のブログでも言ってそうな当たり前のことを真剣に向き合ってみるだけで、月7万7500円に大きく近づけます。夢のある未来のために、一度チャレンジしてください。
まとめ
今回のブログでは以下のことを解説しました
- 投資はゴールベースアプローチで考えましょう
- 老後の不自由なく暮らすには、70歳で6500万円が必要
- 毎月の投資額は7万7500円
- 投資額を増やすのは、収入を増やすか、固定費を中心に支出を見直す
投資系ブログではNISAやiDeCo、お得な投資銘柄情報などが多いですが、もちろんそのような情報が大切ですが今回のような根本的なことが大切ですので自身が何故投資をするのか振り返って考えてみるにもいいでしょう。
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