2023年仮想通貨BTC（ビットコイン）ぶっちゃけどうなるの？

2023年に入り、円安や物価上昇、賃上げ要求のニュースなどお金にまつわる話が絶えないが今回は仮想通貨、その中でもビットコイン（BTC）について解説していきましょう。

そもそもビットコイン（BTC）とは

そもそもビットコインとは、2009年に発行された最初の仮想通貨です。ビットコインとは現物がなく、名の通り仮想空間で存在するデジタル通貨でブロックチェーンという革命的な技術により仮想通貨の中では不動の地位を確立しています。

ブロックチェーン技術とは、全ての取引きが分散で台帳に記帳され、中央銀行や単一の管理者を持たない分散型の非中央集権を確立する技術として使用されています。

ビットコインは2010年に最初に取引として利用され、その際は10,000ビットコインがピザ2枚と交換されたと言われています。

ちなみに2023年2月現在の1ビットコインの価格は約330万ですから、現在の価格に換算すると、約330億円になります。

その後、徐々に値段が上下を繰り返し、2021年には最高値の1ビットコインが740万円を記録しました。しかしその後、仮想通貨バブルがはじけたかの如く、2022年最初は400万、2022年12月には約210万と最高値の3割以下に下落していきました。

その後も下落と上昇を繰り返しながら徐々に価格は上がり、2023年2月1日現在では価格は約300万円で推移しています。現在は米国の景気上昇に引っ張られる形で上昇傾向にありますが比較的安定した価格になっています。

ビットコインのが注目される理由

値動きの激しいビットコインですが、なぜ注目され続けているのでしょうか？

仮想通貨の王様

ビットコインは時価総額が約５８兆4711億円といわれており、仮想通貨全体の半分近くを占めています。まさにキングオブ仮想通貨です。ですから不安定な仮想通貨の中では、比較的安泰といわれるので、将来性があるといわれ投資対象としてもかなり期待されています。

ブロックチェーン技術が革命的

ブロックチェーンを使用した非中央集権の確立への期待も大きいでしょう。今までの中央集権とは違うという新しい通貨の仕組みや形を期待させることが革命的でこのブロックチェーンの技術は様々なことに利用されています。

メタバースといわれる仮想空間

メタバースという新しい仮想空間が誕生したことにより仮想通貨の価値が上昇しています。メタバースとはネット上の3次元の世界で、このメタバースにはこと。インターネット上に構成される3次元の世界で、Metaをはじめ、adidas・NIKE・Disney・などの大企業がメタバース参入しメタバースを盛り上げていくと同時に仮想通貨の需要も増えていくと考えられます。

P2Pのネットワーク

P2P方式を採用のため、いつでも決済や送金可能な点も、将来性が期待できる理由の1つ。P2P方式とは、中央サーバーを介さず個人のサーバー間で通信するネットワーク方式のことをP2P方式といい、中央サーバーを介さないため従来の銀行送金に比べて、送金、決済の手数料も少なく送金時間も短縮できます。

ビットコインの不安点

これだけ注目されるビットコインですが、注目されることによって不安視される部分もあります。

・値動きが激しい

通貨としてというより、投資対象としてみられている投資家が多くため、企業や投資家の動向で激しく値動きすることがあります。特にビットコインに対するや国々の規制などのニュースなどが報じられると朝起きたら60万下落しているということもあります。

・ハッキング被害

仮想通貨の世界は基本、自身が責任をもって行動しなければなりませんが、そのあまりの困難さをサポートする仕組みはほぼありません。完全自己責任の世界です。ですからうまい話を見せて騙される、ウォレットからすべて抜き取られるなんてこともあります。非中央集権のデメリットともいえるでしょう。

最近では2018年に仮想通貨取引所の大手コインチェックがハッキング被害に遭いました。被害総額は約580億円となり、あわせて仮想通貨全体も暴落しました。

というように非中央集権の中でのセキュリティ対策というのはいまだ問題視されています。

ではビットコインは今後どうなっていくの？

注目度もありながらも不安定といわれるビットコインですが、今後どうなっていくのでしょう？

長期的の観点でみれば、これからの将来まだまだ値上がりはしていくでしょう。

ただし非常に値動きが激しいので単純に右肩上がりとはいかないとおもいますが、仮想通貨の世界、特にビットコインにはブロックチェーン技術などの革新的な技術が期待されています。もし社会でもこのブロックチェーンやメタバースが普及していけば、仮想通貨全体が普及していき、ビットコインの値段も今よりも高値になるでしょう。

そして直近ではビットコインの半減期（※１）が2024年といわれています。半減期は4年に1度と計算されており、次回は2024年といわれているので、今年は買い時という考えもできます。しかし半減期は価格が下落傾向にあるので注意が必要です。

※１　ビットコインの半減期・・・インフレを防ぎ、需要と供給のバランスを保つために行われます。ある一定のプログラムで実行されます。

なかなか確実とは言えないビットコインですが、仮想通貨全体でも盤石の地位を気づいてきたように『いきなり０になる』ということは、さすがにないでしょう。

投資目的でいうわけではありませんが、リスクとリターンでいうと今のビットコインはリターンが高いと思います。

なぜなら世間全体の将来に対する期待感が大きいことでしょう。ただスケール感が大きすぎて実行がまだ追いついいていないが、将来、ビットコインが普及すれば我々の生活もより楽になるでしょう。そのような意味もあり今後もビットコインは期待されていくでしょう。