今回はこれからiDeCoを始める方に向けて、金融機関の選び方とおすすめの金融機関の紹介をしていきます。
iDeCoの特徴
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛金を60歳まで積み立てながら証券会社で運用し60歳以降に受け取る、いうならば自分で積み立てる老後資金のようなものです。
NISAと同じく運用益に対しては非課税というメリットだけではなく掛金に対しては所得税や住民税の減税の効果があることで、老後目的の資産形成ではNISAよりも向いている制度です。
月5000円程度から始めることができ、生活に無理のない範囲で始めることができます。
しかしiDeCoはNISAや定期預金と違い60歳まで引き出すことができません。ですから一度開始すると取り崩せないというデメリットがあります。
iDeCoの主な特徴
- 運用益に対して非課税
- 掛金が所得控除の対象になる
- 60歳まで引き出せない
iDeCoの金融機関の選ぶポイント
iDeCoの口座はNISAと同様に一つしか選ぶことができません。ですから口座選ぶは重要になってきます。
口座選びのポイントは
- iDeCoの運用管理手数料が無料を選ぶ
- 取り扱い商品の数と信託報酬の安い商品数
- サポート体制が充実している
この上記の3点をそれぞれ解説していきます。
iDeCoの運用管理手数料が無料を選ぶ
iDeCoは原則60歳まで引き出すことができません。ですから毎月の手数料を考えるとiDeCoは長期が前提で30年くらいと考えると毎月の手数料が少額だったとしても最終的には大きな金額になります。
金融機関の選び方によっては手数料だけでも10万以上の差がつくことになるので先ずは無料の金融機関を選びましょう。
取り扱い商品の数と信託報酬の安い商品数
iDeCoは取り扱いできる商品が限られていますが、どうせなら数多くの中から商品から選びたいものです。口座を開設したのに、買いたい商品がないということが無いように十分注意しましょう。
あとは信託報酬の安い商品が長期投資には圧倒的に有利になるので、信託報酬(投資信託の運用維持費)が安い商品が多い金融機関の方がおすすめでしょう。
サポート体制が充実している
最初は資産運用に関して、わからないことが多いのでサポート体制が充実している方がいいでしょう。操作方法はもちろん、投資に関する知識や専門用語の解説など自身のためになるセミナーや動画などがあると初心者でも安心して始めることができます。
おすすめ金融機関5選
iDeCoの金融機関の選び方を解説してところで、ここではおすすめポイントに沿った金融機関を紹介します。
- SBI証券
- 楽天証券
- 松井証券
- マネックス証券
- イオン銀行
SBI証券
ネット証券の最大手といわれるSBI証券で、iDeCoの商品数は最も多く37本でネット証券の中では最高峰といわれており、信託報酬も低い商品を揃えており長期投資を主とするiDeCoとな相性がいいと思われます。
また口座開設数も50万以上といわれており、初心者でも安心なサポート体制が充実していることなどから、投資初心者には1番のおすすめ口座といえるかもしれません。
楽天証券
SBI証券の次には楽天証券です。口座管理手数料は最安値はもちろん、取り扱い商品も多くネット証券ではSBI証券に次ぐ大手でしょう。
楽天証券は何といってもサポート体制が充実しています。スマホサイトが使いやすいことや土日祝日も対応しているサポートセンターなど初心者に対応した証券といえます。また楽天証券では多くの投資家から人気の銘柄「楽天インデックス・シリーズ」を購入できること。優良銘柄が買えるというだけで重要度が上がります。
松井証券
創業100年以上の老舗の証券会社の松井証券ですが、もともと取り扱い商品数が11本と少なかったのですが、2020年に商品数が31本の拡充され一気に投資家から人気の証券会社になりました。
拡充された商品には低コストで人気の「eMAXIS Slimシリーズ」「楽天・全世界株式インデックスファンド」「楽天・全米株式インデックスファンド」もあり、人気の低コストファンドどちらも揃えているのは、松井証券だけの強みです。
さらにサポート体制も抜群で12年連続で最高評価を獲得するほどですから、投資を始めたばかりの初心者でも安心して利用することができます。
マネックス証券
マネックス証券はi業界最低水準の運用コストを目指す「eMAXIS Slim」シリーズをはじめ、低コストのインデックスファンドを中心に厳選しています。
また初心者の方に対してiDeCoの運用プランの診断『iDeCoポートフォリオ診断』やNISAとiDeCoのシュミレーションなどの無料ツールなどのアドバイスがありますので、利用することができます。
イオン銀行
イオン銀行はイオングループが運営するネット銀行です。iDeCoの口座は、NISAと違い証券会社だけではなく銀行でも開設可能なので、イオン銀行でも可能なのです。
イオン銀行の特徴は141か所あるイオンモールでiDeCoを含む、マネープランの相談を対面でできるというサポート体制の充実面でしょう。土日祝日も営業しているので使いやすいと評価されています。
銀行系のiDeCoの金融機関の中では、最安値の口座管理手数料なのでイオンが近所にある方などは使いやすいかもしれません。
iDeCoの始め方
iDeCoを始めるには口座開設の前にまず加入条件の確認の必要があります。
対象者 | 20歳以上~60歳未満 |
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非対象者 | 国民年金保険料を払っていない 海外在住 農業者年金に加入している 勤務先規約でiDeCo加入が認められていない |
非課税対象 | 投資信託 元本確保型商品 (定期預金、保険商品など) |
口座開設 | 1人につき1口座まで ※変更可能 |
非課税期間 | iDeCo加入後、給付を受けるまでの期間 |
投資可能期間 | 60歳まで ※最大90歳まで運用可能 |
iDeCoの詳しいことは【初心者向け】iDeCoの完全攻略
iDeCoの口座を選んだら窓口・コールセンター・インターネットから資料請求
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申込書類の記入・送付
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審査通過後、開設終了などの通知書が届く
尚、iDeCoは国民年金基金連合会の審査が約1~2ヶ月hどかかります。
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口座開設したら、金融機関にログインしてiDeCoの掛金を設定していよいよ運用開始です
以上が簡単なiDeCo口座開設の流れになります。
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